広島西川龍馬内野手(22)が8回1死満塁から代打出場し、ヤクルトのセットアッパー石山から右中間へ2点勝ち越し二塁打を放った。今季初打席で連敗ストップにつながる大きな仕事をやってのけた。

 同点のまま迎えた終盤。8回1死満塁の好機で出番が訪れた。まだ代打の切り札小窪哲也内野手(32)がいる中での起用。「行く準備はできていました」。初球ボール球を見送ると、続くフォーク。「真っすぐだと思っていた」と勘違いするほどスムーズにバットをしならせた。捉えた打球は右中間を真っ二つ。2人の走者がかえり、連敗中かつ、序盤の3点を追い付かれていた広島ベンチは喜びを爆発させた。

 「めちゃくちゃ緊張した。ストライクが来たら思いきって強く振っていこうと思っていました」。今季初打席初安打初打点で、チームの連敗ストップに大きく貢献した。