ロッテ西野勇士投手(26)の2軍再調整が決まった。

 先発して、3回2/3、6安打4四球5失点で3敗目を喫した。2回は4安打に四球が絡み、3点を先制された。3回にはレアードにソロを浴び、4回2死一、二塁で降板。2番手の藤岡が近藤に適時打を打たれたため、5失点となった。

 試合後は「失投の量が明らかに多い。四球も多かった。前みたいに球速は出てないので、甘い球が出ると打たれる」と反省した。伊東監督は「ここで投げるのは分かっていたこと。調整不足でしょう。落とします」と、2軍再調整を明言した。

 これから先発として、どういうタイプを目指すのか、問われることになりそうだ。西野の現状について、英二投手コーチは「メリハリがない。打たせて取るなら四球が邪魔。必死に抑えるなら、三振が取れない。(昨季まで)抑えをして、1点の重みは誰よりも知っているのに、簡単に点をあげている」と話した。打たせて取るタイプにしては四球が多く、力で押すタイプにしては抑えの頃のように三振が取れなくなっている、という指摘だった。

 データが示している。抑えを務めた昨季までの3年間は、与四球率2・21、奪三振率9・87。対照的に、今季ここまでは、与四球率4・79、奪三振率5・23。四球が増え、三振は減っている。英二コーチは「どっちでいくのか。今は、イニングを計算して投げているように見える。僕は、行けるところまでいく方がいいと思う」と付け足した。