ロッテ二木康太投手(21)が5回4安打1失点で2勝目を挙げ、チームの連敗を5で止めた。

 10メートルを超える強い風の中、フォークが落ちると判断。効果的に使った。4回2死満塁では、ソフトバンク高谷に対し、カウント1-2から田村のサインに首を振り、フォークを選択。狙いどおりの空振り三振でピンチを脱した。

 チームトップの2勝目だが、球数がかかり、5回98球で降板。「中継ぎの先輩方に迷惑をかけてしまった」と反省も忘れなかった。強風については「田村さんが、うまく使ってくれた。序盤は風で制球に苦しんだけど、逆に風がなったら(大変だった)。これからもマリンで投げる。味方にできるようにしたい」と話した。

 田村は「高谷さんのところは、内角真っすぐがフォークの二択。(自分のサインに)二木は迷わず首を振った。去年とは違う。自信がついてきたのかな、と思う」と、後輩右腕の成長を喜んでいた。