阪神のドラフト2位・小野泰己投手(22)がローテーションの谷間となる21日ヤクルト戦(神宮)でプロデビューすることが濃厚になった。小野は14日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦に先発し、4回4安打2失点。2番手で4回無失点だった青柳とともに候補に挙がっていた。金本監督は「勝てるためにどっちを選ぶか」と話していたが、フレッシュな右腕にチャンスを与える見込みだ。

 小野は最速153キロの本格派。新人5投手の中ではただ1人、1軍の宜野座キャンプに抜てきされ、開幕直前までローテ争いを演じた。2軍公式戦では登板5試合で1勝2敗、防御率4・18。この日、鳴尾浜で練習した小野は「まだ何も聞いていない。実感もない。もし、あったら絶対に投げたい」と力を込めた。