九産大が快勝して、春4連覇を決めた。1回に岩城駿也内野手(3年=東海大五)が、先制2ランを放つと、先発した今秋ドラフト候補の草場亮太投手(4年=伊万里商)が、8回途中4安打10奪三振の好投を見せて、2季ぶり38度目の優勝に貢献した。大久保哲也監督(54)は「草場らしくなく気合が入っていた。メールの顔文字でいえばいつもは笑いマークだが今日は怒りマークだったね」と声を弾ませた。20日の1回戦で7失点降板だった草場は「やり返してやろうと思っていた」と白い歯をこぼした。なお、最優秀選手には九産大の岩城が受賞した。

 九産大は6月5日から神宮などで行われる全日本大学野球選手権に出場し、初戦で日本文理大(九州地区大学北部)と対戦する。