右肩の違和感でリハビリ組での調整を続けているソフトバンク田中正義投手(23)が20日、筑後のファーム施設で約1カ月ぶりにブルペン入りした。捕手を立たせて約20球。「ボール自体はすごくよかったが、体の使い方はまだまだ。全部できている訳じゃないので、しっかり根気強くやっていかないとダメ」と自身に辛口だった。

 田中は6月23日に行われた3軍の練習試合で1回を無安打無失点に抑えたが、その後、右肩の状態が上がらず、登板を控えていた。今後は週2回のペースでブルペン入りして球数を増やし、ファームで中継ぎとして登板を重ねていく予定。倉野投手統括コーチは「今年は中継ぎとしてチームを助けてほしい」と話しており、最速156キロの速球を武器に、開幕からここまで登板機会の多い中継ぎ陣をサポートすべく、リーグ終盤の1軍合流を目指していく。【福岡吉央】