阪神の新外国人ジェイソン・ロジャース内野手(29=パイレーツ3A)が、来日初アーチから2打席連続で本塁打を放った。

 まず4回1死二塁で、ブキャナンの投じた125キロカーブをうまくバットに乗せ、左翼スタンドまで運んだ。「打ったのはカーブ。1打席目に打ち損じてしまって、すごく悔しかったし、絶対にやり返してやるんだと思って打席に向かったんだ」。来日9打席目で飛び出した1号2ランに「虎のパンダ」もにっこりだった。

 続く6回の第3打席は1死一塁の場面。カウント0-2と追い込まれた4球目は顔の高さほどの直球だったが、力いっぱい振りきった。打球はぐんぐん伸びて、バックスクリーンに突き刺さった。

 ロジャースの2打席連発に神宮の虎党も大喜びだった。