ヤクルト伊藤智仁1軍投手コーチ(46)が今季限りで退任することが27日、分かった。今季は44勝93敗と大きく負け越し、最下位が決定。チーム防御率はリーグ最下位の4・17と不振の責任を取る形だ。

 真中満監督(46)が今季限りで退団し、来季は前監督の小川淳司シニアディレクター(SD、60)の再登板が決定的。球団は1、2軍の配置転換を含め、秋季キャンプまでに組閣の決定を急ぐ。伊藤投手コーチはこの日、今季の投手陣について「新戦力に勝ち星がつかなかったが、1年間安定した投球ができた」と総括。一方で、エース小川を7月から守護神に配置転換したが不調に終わるなど、低迷の責任を痛感している様子だった。