山賊打線が、2本の本塁打で試合の流れを変えた。

 西武は外崎修太内野手の9号ソロで勝ち越し、さらに森友哉捕手の満塁弾で突き放した。

 2-2で迎えた5回、先頭の外崎はカウント3-1から141キロの直球を左翼席へ運んだ。「打った瞬間は、入るとは思わなかった」と驚きの1発だった。

 さらに6回、浅村、山川、外崎のクリーンアップが連続四球で満塁となり、打席には6番森。フルカウントから137キロのスライダーをとらえて、今季5号となる満塁弾を放った。森は「会心の当たりだったので、入ったと思いました。1本出て良かった」と喜んだ。

 辻監督は「1点リードでは安心できないなと思っていた。四球をからめて、まさか満塁本塁打とは思わなかった」と満足げに振り返った。