阪神新助っ人エフレン・ナバーロ内野手(32=カブス傘下3Aアイオワ)が中堅争いに参戦するプランが浮上した。22日は鳴尾浜で行われた2軍全体練習に参加。来日初のシートノックで真っ先に向かったのはセンターだった。捕球、送球ともに無難にこなした。

 動きを見守った矢野2軍監督は「スローイングもコントロールがいい。グラブさばきも柔らかい」と目を細めた。米球界での本職は一塁だが、前日21日のノックでも左翼、右翼で捕球していた。この日は中堅へ。積極的に外野を守らせる意図について、球団関係者は「いろいろ考えて。どこのポジションも激戦だから」と説明。1軍での用兵を見据えて中堅も視野に入る。

 この日からリーグ戦が再開したが、広島戦に中堅で先発したのは高山でも中谷でもなく伊藤隼。まだ確固たるレギュラーがいない状況で新助っ人も候補に浮上しそうだ。