ソフトバンク工藤公康監督が思い切ったオーダー変更で西武と2勝2敗のタイに戻した。

「勝つために最善策を選びました。ぼくとしては苦渋の決断。あれだけ勇気がいったことはそうはない」と不調だった松田宣をスタメンから外し、内川を一塁に、グラシアルを1軍で未経験の三塁に起用した。打線はつながり先発全員16安打でCS最多の15得点と爆発した。

松田宣は試合中も上着を着ながらベンチで盛り上げ続け、11点差の付いた5回守備から途中出場した。試合後には「短期決戦なのでそこは考えていた。盛り上がったと思う」と話した。工藤監督は「選手たちの勝ちたい思いが形として表れたと思う。満足です」と振り返った。