阪神は20日、獲得を目指している、オリックスFAの西勇輝投手(28)の動向を見守るスタンスをあらためて示した。

谷本球団副社長兼球団本部長が西宮市内の球団事務所で応対。「じっくり考えてもらったらいいと思います」と察した。今後、競合するソフトバンクなどと2巡目の交渉に入る。「もう少し、踏み込んだ話をすることになろうと思います。今度、会ってみてからですね」と説明。2度目の交渉では4年の大型契約など条件面も話し合うことになりそう。西は前日19日に決め手を問われ「前にも言いましたけど誠意。僕をどれくらい必要としてくれているか。その言葉を頂ければ心も動くと思う」と話していた。同副社長も「『誠意とは』」と自らに問いかけ、真摯(しんし)な姿勢で臨む。「それに尽きます」と語気を強めた。