ドラフト1位の大阪桐蔭・藤原恭大外野手(18)らロッテの新人9選手が5日、さいたま市内の浦和工場見学を行った。

コアラのマーチ、ガーナミルクの生産過程を約1時間かけて見て回った。藤原は「できたてのコアラのマーチは、中のチョコがとろっとしていて、いい感じでした!工場を見学するのは初めてで、とてもおもしろかったです。大きな生地にたくさんのコアラの絵柄がプリントされていて、絵柄の種類を聞いたところ、365種類もあると聞き、ビックリしました。工場の方に『マリーンズが勝つとお菓子が売れる』と言われたので、ギアを入れて練習して、チームの勝利に貢献できるようになりたいと思いました。いつか自分のオリジナルのコアラの絵柄がプリントしてもらえるぐらいの活躍がしたいです」と感激した様子だった。

またドラフト3位の早大・小島和哉投手(22)は「コアラのマーチがオーブンに入って薄い生地の状態から、だんだんふくらんでいく様子はおもしろかったです。コアラの絵柄が365種類もあるのは知りませんでした。いつか自分のオリジナル絵柄をつくってもらえるような選手になれればうれしいなあと思いました。ひとつの商品をつくるために工場、研究、マーケティングの方など、いろいろな方が協力して、よりおいしくなるよう、努力していると聞きました。私も、長く愛される選手になるために、日々の努力やチームメートとの協力を大切に、結果を出していきたいと思います」と感銘を受けた。

コアラのマーチの絵柄は15年に最高500種類があり、総選挙によって365種類になった。ロッテによれば、いなくなった135匹のコアラは、オーストラリアのコアラの森に帰ったのだという。365種の中にはラッキーコアラと呼ばれる「まゆ毛コアラ」「盲腸コアラ」「鼻血コアラ」も含まれるが、どの絵柄も出現確率は同じ。

なお、新人の工場見学で毎年恒例となっているパイの実の生産レーンは、この日の見学コースには入っていなかった。