逆転優勝を目指す広島に激震が走った。17日に日本野球機構(NPB)のアンチ・ドーピング特別委員会からサビエル・バティスタ外野手(27)がドーピング検査において陽性通知を受けたため、1軍選手登録を抹消することを発表した。今後については、調査裁定委員会の制裁を待ってあらためて発表するという。

バティスタは今季103試合に出場し、打率2割6分9厘、26本塁打。3番に座り、打線の中核を担っていた。

広島は14日に自力優勝の可能性が消滅。首位巨人と4・5ゲーム差の2位で、リーグ4連覇に向けて正念場を迎えている。思わぬ形で主力打者が離脱した。

今年6月27日には、オリックスのジョーイ・メネセス内野手(27)がドーピング規定違反のため、1年間の出場停止処分を受け、球団から解雇された。