楽天の久米島キャンプは8日、第2クール3日目を迎え、主砲浅村栄斗内野手(29)が順調な仕上がりを披露した。

フリー打撃に初登板した松井裕樹投手(24)に対し、17球中12スイングで安打性の当たりが3本。最後は右中間にもう少しで本塁打という鋭い打球を飛ばし貫禄を見せた。

「しっかり振れましたし、松井のボールを見られたのはよかった。キレがあるし真っすぐも力があった。いいピッチャーだなと思った」と、一線級投手の生きた球に、今季初打席で対応できたことが最大の収穫だった。

昨年は移籍1年目ということもあり気負いがあったという。「やらなきゃ、やらなきゃという感じで(キャンプで)バットを振りすぎた。今年はある程度余裕あるので。大事なのはケガをしないことなので、痛いところもなく順調です」と上々の滑り出しを強調した。【野上伸悟】