阪神ロベルト・スアレス投手(30)が、11試合連続セーブを挙げて08年藤川球児の球団記録に並んだ。

1点リードの9回に登板。5番岡島を156キロで空振り三振に仕留めると、6番茂木、7番銀次はともに直球を意識させながらチェンジアップで遊ゴロに仕留めた。3者凡退で両リーグトップ、2年連続の20セーブに到達した。

「11試合連続とかは知らなかったですけど、それだけチームがいい戦いをできていて、セーブをあげられる機会が多くあるということ。チームにどんどんいい戦いをしてもらって、自分も準備していくだけ」

本人は至って冷静だが、2連投でも150キロ台後半を連発して完全投球。矢野監督は「いや~もう本当にスアちゃん頼りというか。なんとかスアちゃんにつなぐということを考えている」と最敬礼。11試合連続セーブが始まった5月13日中日戦から約1カ月。難攻不落の守護神が首位独走を支えている。

 

▼阪神スアレスが11試合連続セーブ。連続試合セーブの最長記録は98年佐々木(横浜)の22試合だが、阪神では08年の藤川と並び球団記録となった。スアレスはチーム58試合で20セーブで、シーズンだと49セーブとなる計算。球団最多07年藤川の46セーブを上回る快ペースで積み上げている。