<日本ハム2-5ロッテ>◇24日◇札幌ドーム

 日本ハム稲葉篤紀外野手(35)が、前の打席の借りを返す「リベンジ」の適時打を放った。6回に森本の右翼線二塁打で1点を返し、なおも1死二塁から、中前へはじき返し、力投していた大嶺から2点目を奪った。その前の4回無死一、二塁の第2打席では大飛球を放ち、左翼フェンスに当たってから、左翼手の大松が捕球したかのように見えたが、判定はアウト。梨田監督が猛抗議したが覆らず、続く打席で奮起した。稲葉は「最後まであきらめないで戦う、それだけ」と短い言葉に逆転への意欲をにじませていた。