◆10・8GD決戦
94年のセ・リーグは巨人と中日が最後まで激しい優勝争いを展開した。両軍が129試合を消化し69勝60敗の首位で並び、お互い最終戦となる10月8日の直接対決(ナゴヤ球場)で勝った方が優勝の大一番となった。直接対決で最終戦に優勝が決定するのは史上初で、試合前日には巨人長嶋監督が「国民的行事」と語るなど、高い注目を集めた。試合は2回に落合の本塁打などで巨人が2点を先制。その裏中日も彦野、中村の適時打で巨人先発槙原をKOするが、3回に再び落合が適時打を放ち勝ち越しに成功。4回には巨人村田真、コトーに1発が飛び出し、5回は20歳の松井の20号で中日を引き離した。投手陣も槙原の後を受けた斎藤-桑田のリレーで中日の反撃を1点に抑え、巨人が6-3で勝利した。関東地区の視聴率はプロ野球歴代最高となる48・8%を記録した。この試合で5番・三塁で先発出場した巨人原監督は14年ぶりの大一番で再び勝利してリーグ優勝に近づくことができるか。



