海外フリーエージェント(FA)の権利を行使し、米大リーグ挑戦を表明した巨人の上原浩治投手(33)が14日、申請書類を球団側に提出した。19日にコミッショナーからFA宣言選手として公示され、20日から契約交渉が解禁となる。

 上原は「大リーグは大学の時からの夢であり、目標だった。『大リーグでプレーしたい』という気持ちは10年間切れなかったし、入り口にやっと立てた」などとコメントを発表した。

 また、代理人業務を「SFXベースボールジャパン」(東京都港区)が行うことも明らかになった。同社はインディアンスの小林雅英投手とも契約している。

 上原は今季、海外FA権を取得。FA資格を満たした4月には大リーグ移籍希望を示唆し、シーズン終了後にもあらためてメジャーでのプレーを希望していた。巨人から大リーグに挑戦するのは、2002年の松井秀喜外野手(ヤンキース)以来2人目となる。