<楽天5-1西武>◇28日◇盛岡

 楽天が、エース岩隈久志投手(28)の復活勝利で後半戦白星発進した。岩隈は1回に3安打を浴びて1点を失うものの、2回以降は立ち直り、今季2度目の完投で7勝目を挙げた。最後の打者GG佐藤をこの日最速の147キロ直球で空振り三振に仕留め、今季初の2ケタ10奪三振もマークした。岩隈は「西武が(順位で)1つ上にいるので、ここをたたいておかないと」と、チームにとって価値ある1勝を喜んだ。

 野村監督も「エースが抑え、4番が打つ。これ以上の勝ち方はないやろ。(岩隈は)初回はちょっともたついたけど、以降は危なげなし。安定感のある投球をしてくれた。相手が西武だっただけに、今日の1勝は価値がある」と満足そう。また、「まだAクラスの望みが断たれた訳じゃない。何とかAクラスに登りたいんだけど。1戦1戦、当たり前のことを当たり前にやっていくしかない」と、エースの復活に勇気を得た様子だった。

 [2009年7月28日23時10分]ソーシャルブックマーク