<ソフトバンク1-2日本ハム>◇10日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンクが連夜の「まさか」で痛恨の連敗を喫した。1点をリードされた4回に多村の適時打で1-1の同点に追いついたが、以後は決め手を欠いて延長戦へ突入。10回に投入した馬原が誤算だった。先頭大野への四球をきっかけに1死一、三塁のピンチを招くと、森本に決勝スクイズを決められた。

 前夜には摂津が3失点で逆転負けを喫したばかり。連夜の悲劇で首位西武との差は2・5ゲームに広がり、最短で11日に西武のマジックが点灯する危機を迎えた。秋山監督は「あとは気持ちだけだな」とナインの奮起を促した。今季49試合目の登板で初黒星となった馬原も「切り替えてやるしかない」と声を絞り出した。

 [2010年9月10日23時50分]ソーシャルブックマーク