熊崎勝彦コミッショナー顧問(68)を委員長とする第1回年俸調停委員会が19日、都内の日本野球機構(NPB)で行われた。西武涌井秀章投手(24)から出された調停申請について、熊崎委員長は、2月1日のキャンプインまでに終結させたい考えを示した。

 この日は調停委員会を構成する熊崎委員長、堀内恒夫前巨人監督(62)石塚久弁護士(67)の3委員による初顔合わせとなった。熊崎委員長は「キャンプが始まる前をメドに、熟慮を重ねた上で結論を導き出したい」と話した。

 21日の第2回調停委員会で、涌井と代理人、西武球団の役職員1人から、それぞれ希望年俸額や、その根拠などを聴取する。委員就任後初仕事の堀内氏は「オレも現場にいた人間だから涌井の気持ちはよく分かる。お互いの話を聞いて、自分も勉強しながらやっていく」と話した。

 [2011年1月19日16時37分]ソーシャルブックマーク