<オリックス0-3西武>◇29日◇京セラドーム大阪

 オリックス先発の中山慎也投手(29)が痛恨の2発を浴び、無念の完投負けを喫した。0-0の投手戦で迎えた6回2死一塁。中島裕之内野手(28)への初球の外角真っすぐが浮いて先制、決勝となる2ランを浴びた。

 岡田彰布監督(53)は「こういう展開やし、嫌な感じがした。(片岡に安打された後)マウンドに行かなあかんタイミングやった。失敗したよな」と悔やみ切れない様子。9回にも中村剛也内野手(27)にダメ押しソロを浴びた中山は「ホームランは防がないと…。もっと粘り強く投げたかった」と肩を落とした。

 打線も先発西口文也投手(38)らを打てず、約2カ月ぶりの完封負け。勝率は再び5割になった。