来季、プロ3年目を迎える広島堂林翔太内野手(20)が日南秋季キャンプ最終クール初日の19日、日南市内の天福球場で特打など、徹底的にバットを振り込んだ。左手のマメはつぶれ、テーピングを巻きながら練習。今秋のみやざきフェニックス・リーグから左足を高く上げる打法に取り組み、結果を残した。キャンプでも同じ打法を継続。「高校時代は(左足を)上げていました。手応えはかなりいい」と声をはずませた。プロ入り後は確実性を重視して、すり足で打ってきたが、2軍での2年間は結果を残せなかった。パワフルで伸びやかな打撃を取り戻すため、原点回帰。キャンプ前には金属バットで打撃を行い、好調時の感覚を呼び起こした。最近は動画投稿サイト「ユーチューブ」で中京大中京時代の自身の打撃を何度もチェックする。「期待に応えられず、2年過ぎた。来年こそは、まず1軍に上がることです」と気合を込めた。