オリックスは21日、前田大輔捕手(32)が今季限りで現役引退し、球団職員としてフロント入りすると発表した。

 多度津工-駒大-神戸製鋼を経て、02年度ドラフト4順目でオリックス入団。プロ9年で229試合に出場し、434打数97安打45打点、7本塁打。前田大は球団を通じてコメントした。

 「9年間選手としてお世話になり、今後も野球に携わることができるお話をいただいた球団に感謝しています。これまで人生の全てを野球にささげてきましたが、その姿がファンの皆さまの記憶に少しでも残っていてくれればいいなと思っています。満塁ホームランを打って完封で勝つことができたゲーム(10年4月23日、西武戦)が、自分だけでなく、家族、周りの方々にも喜んでもらえたので、一番印象に残っています。今後は球団職員という立場で、しっかりとチームをサポートし、貢献出来るように頑張ります。9年間、温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました」