セ、パ両リーグは30日、最優秀新人(新人王)を発表し、セは沢村拓一投手(巨人)パは牧田和久投手(西武)に決まった。沢村は新人で200回を投げ、5完投を含む11勝11敗、防御率2・03、174奪三振と好成績を収めた。200回を超えて新人王を受賞したのは64年高橋重行(大洋)以来47年ぶり。巨人からは4年連続の選出で、同一球団からの4年連続受賞はセ、パ通じて初めて。

 牧田は守護神として22セーブをマーク。20セーブ以上を記録して新人王に選出されたのは95年平井(オリックス)04年三瀬(ダイエー)に次いで3人目。西武では99年松坂以来12年ぶりの新人王となった。

 表彰選手はプロ野球担当記者による投票で決まり、沢村はセ有効投票総数250票中235票を獲得。牧田は214票中150票を獲得した。