<阪神2-5ヤクルト>◇15日◇甲子園

 ヤクルト村中恭兵投手(24)が今季初完投勝利を飾った。9回裏、最後の打者となった関本の打球をジャンプしてつかむと、大事そうに下から一塁へ投げてアウトにした。初回は無死満塁から2本の犠飛で失点するなど、順調とは言えない立ち上がりだったが、味方打線の奮起にも助けられ、立ち直った。「途中から変化球が低めに集まった。なんとかチームに貢献できて良かった」。08年以来となる阪神戦勝利とあって、ホッとしたような表情を浮かべた。