<ヤクルト4-4中日>◇31日◇神宮

 引き分けた中日の高木守道監督(71)は、守備にも怒りの矛先を向けた。

 指揮官が「あれは捕らなあかん」と指摘したのは、9回に先頭の比屋根の飛球に思い切って前進できず、安打にした右翼手の松井佑。ベンチを引き揚げる際に足を止めて厳しい表情で注意した。

 松井佑は7回にも比屋根の打球に慎重になり、右前打としていた。平野外野守備走塁コーチは、3安打した3年目の右打者を「3本打っているんだし、出るからには守備もしっかりやってもらいたいということ」とかばった。