一昨年10月に阪神からトレードで加入した日本ハム斎藤友貴哉投手(29)が30日、移籍後初めて1軍昇格し、チームに合流した。

昨年2月1日、沖縄・名護キャンプで行われた紅白戦に登板し、1球投げ右膝を負傷。右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負い手術を受け、昨季はリハビリに費やしていた。

今春の沖縄・国頭2軍キャンプでは約1年ぶりに打者と対決し154キロをマークするなど、徐々に復調。開幕は2軍で迎えたが、ファームで8試合に登板し、9イニングで10奪三振、防御率2・00と、状態を上げてきていた。ようやくの“開幕”に「うれしいっすね。やっと始まるなあというか。準備しっかりしてきました。1軍で投げるイメージはしてきましたけど、いざとなるとドキドキがおさまらないというか。そこを試合でコントロールしながらやっていきたいです」と、移籍後初登板をイメージした。

新庄監督は、セットアッパーとして奮闘している金村を、6連戦が4週続く5月21日以降に向け、先発調整にシフトチェンジさせる意向を明言しており、斎藤はブルペン陣の新たな戦力として、期待される。

【関連記事】日本ハムニュース一覧