巨人2軍が30日、川崎市内のジャイアンツ球場で秋季練習を打ち上げた。3000メートル走、フリー打撃など約2時間の練習。最後に隠善智也外野手(28)が手締めを行い「2012年、1軍は5冠という偉業を果たしました。しかし、ここにいる選手は悔しい気持ちがあると思います。僕もその1人です。この悔しさをバネにし、このオフ、自分と話をし、自分を知る。まずそこから始めたい。来年に向けては、新たなスタートがしっかり切れるように精いっぱい、努力をして、連覇に向け、貢献し、最後は喜びたいと思います。来年2月1日、いい顔で会えるように、また頑張っていきましょう」と、あいさつした。

 来季から1軍ヘッドコーチへの配置転換が決まっている川相昌弘2軍監督(48)も「今年だけに限らず、昨年、一昨年も11月いっぱいまでやっている。珍しいことではない。2軍の若いメンバーを中心に契約期間内は、しっかりと練習をしようということ。途中、アクシデントはあったが、しっかりと練習できた」と、納得の表情で振り返った。