労働組合・日本プロ野球選手会は6日、大阪市内のホテルでの定期大会で、プロ経験者が学生の指導者になるために必要な学生野球資格の回復問題を来年の最重要課題とすることを決めた。

 プロ側と日本学生野球協会はことし、4度の協議会を開き、この問題を話し合ってきた。プロ側は資格回復のための研修制度新設を求めているが、選手会は「高野連において何ら検討が進んでいない」としている。

 選手会の楽天嶋基宏新会長(27)は「10年ぐらい前から(問題として)やってきているのに高野連からは解決に向かっての話がない。早急に解決しなきゃいけない」と話した。