中日のドラフト6位井上公志投手(24=シティライト岡山)が13日、沖縄・北谷キャンプで大先輩から“金言”を授かった。

 1日体験でいつも練習する2軍の読谷から、1軍の北谷にやって来てブルペンで61球。その投球に、球界の超大物が目を光らせていた。

 たまたま仕事でやって来ていた野球評論家の鈴木啓示氏(65)。あの通算317勝の大投手である。井上にとっては兵庫・育英高の先輩にあたる特別な人物。この日が初対面で、早速あいさつに出向いた。

 井上によると「『プロに入っただけで満足せず、長い間やるためにどこを伸ばしていくか考えるように』と言っていただきました」。何ともありがたいお言葉に、ルーキーは恐縮していた。