<オープン戦:広島6-5DeNA>◇10日◇周南

 元広島のストッパー、故津田恒実さん(享年32)の出身地、山口県周南市の周南市野球場の愛称が、昨年末「津田恒実メモリアルスタジアム」となったことを記念し、同球場で広島対DeNAのオープン戦が行われた。

 球場内には津田氏のユニホームや写真、マツダスタジアム内にある「津田プレート」のレプリカなどが展示されている。元同僚の北別府学氏(55)、山崎隆造氏(54)が始球式を務め、試合前のセレモニーでは、津田氏の妻晃代さんも「少年時代からあこがれた球場に自分の名前がつくとは夢にも思っていなかったと思います。故郷からこの上ない栄誉をいただき、ありがとうございます」などとあいさつした。

 サヨナラ勝ちで記念の試合を飾った広島野村謙二郎監督(46)は「現役時代の投げる姿もそうだし、グラウンド外でもかわいがってもらった。特別な思いがあるし(名前が冠された)初めての試合で、喜んでもらえてるんじゃないかと思います」と話した