<オープン戦:DeNA7-3オリックス>◇17日◇横浜

 DeNA小杉陽太投手(27)が、先発ローテーション入りを猛アピールした。オープン戦初先発で5回を5安打2失点。立ち上がりはボール先行も、「3回からはテンポよく投げ込んでいけた」とリズムを取り戻し、4番竹原から始まった4回は3者連続三振に仕留めた。

 だが、5回には2死一、二塁から2点を奪われた。「あの失点がなければよかった。競っているゲームだったら、あの2点は(チームにとって)かなりのダメージになってしまう。あの場面でしっかりと締めることができないと、1軍で安定して通用する投手にはなれない」と猛省した。

 中畑監督も「最後の詰めが甘かった」と指摘しながら投球内容は評価。「ボールそのものは力みもなくて、小杉のいい面が出始めていた。先発でいけるんじゃないか、という手応えはありますね」と及第点を与えていた。