<日本ハム3-12オリックス>◇29日◇札幌ドーム

 日本ハムの先発中村勝投手(21)が、わずか6球で危険球退場した。危険球による退場者は両リーグで今季初。

 1回無死一塁で、バントの構えをしていたオリックス川端崇義外野手(28)への初球が頭部を直撃する死球。審判団が協議の末に危険球と見なされ、退場処分を受けた。

 中村は今季3戦3敗でいまだ未勝利だが、日本ハムの4年目の期待の若手右腕。栗山英樹監督(52)が「重圧がかかりまくりでも勝たないといけない」と奮起を促して送り出したが、想定外の早期降板になった。

 2番手は乾真大投手(24)が急きょ登板したが、糸井に2点三塁打、李大浩に2ランを浴び4点の先制を許した。