プロ野球の統一球を飛びやすいように変えながら公表していなかった問題で、各球団は15日、日本野球機構(NPB)から14日に行われた12球団代表者会議で説明を受けた問題の経緯などを監督や選手らに伝えた。

 巨人は原沢球団代表が首脳陣と選手会長の内海に説明した。公表された反発係数の数値も確認したという原監督は「少しもやもやしていたので、現場としては非常にすっきりした」と気持ちを切り替えた。

 広島はNPBの選手関係委員長を務める鈴木球団本部長が監督、コーチ、選手らに説明。質問はなかったが「言えば良かったのに、という声もあった」という。中日の小林は検査結果を渡され「コンマいくつの話なので実感はない。(各チームとも)平等な条件でやっている」と話した。

 ロッテは林球団運営本部長が10分程度、説明した。試合前のため質疑は行わなかったが「理解してもらえたと思う。真剣に聞いてくれた」と話した。ヤクルト、西武、ソフトバンクなども説明を行った。