プロ野球巨人が22日、2年連続35度目(1リーグ時代を含め44度目)のセ・リーグ優勝を決めた。

 球界関係者のコメントは以下の通り。

 加藤良三コミッショナーの話

 キャプテンの阿部選手を中心にベテランと若手がかみ合い、昨年よりもチームの円熟味が増した印象があった。原監督も見事な采配で6度目のリーグ優勝と、名実とも名将にふさわしい実績だと思う。

 阪神和田監督

 8月末の東京ドームでの3連戦がポイント。あそこで3タテを食らった後、うちはふがいない戦いが続いた。何としても、もう1回、CSで勝負する。

 広島野村謙二郎監督(47)「悔しいけど強かった。打線は一発の怖さがあり、驚異だった。投手陣も新人の菅野君がローテを守るなど、新しい力と今までの力が合わさっていた」。

 中日高木守道監督(72)「あの戦力を見れば、普通にやったら勝つよね。あれだけの投手と打者がそろっている。数字を見ただけで違う。若い選手も出てきて仕事をした」。

 DeNA中畑清監督(59)「どこが優勝するにしても、独走させては駄目。それを許した要因をつくってしまった腹立たしさがある。俺の能力のなさが結果に出ている」。

 ヤクルト小川淳司監督

 競り合いに強いのが強い証拠。先発、中継ぎ、抑えと安定していた。打線もバランスがいい。誰を警戒するとかでなく、全員が対象になっていた。