オリックスのアーロム・バルディリス内野手(30)の退団が濃厚となり、西武のエステバン・ヘルマン内野手(35)の獲得に乗り出すことが29日、分かった。

 オリックス関係者によると、バルディリスは保留選手名簿から外れるという。既に複数年契約などで残留を要請しているものの、条件面に隔たりがあり、この日も瀬戸山隆三球団本部長が「まだ連絡はない」と述べた。

 バルディリスは来日6年目の今季、自己最多の91打点を挙げた。通算成績は打率2割7分4厘、63本塁打、279打点。

 バルディリスと同じ三塁手のヘルマンは西武退団が濃厚。今季は最高出塁率のタイトルを獲得し、2年連続で40盗塁以上をマークした。森脇浩司監督は「次の塁を奪うハングリーさが脅威だった。加入してくれたらありがたい」と話している。