韓国ソウル市内のホテルで阪神との契約調印式に臨んだ呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=サムスン)が、日韓合わせて約120人の報道陣を前に阪神での抱負を語った。

 「こんにちは。阪神タイガースの投手、呉昇桓です。いま、サムスンから阪神に移ったばかりで慣れていない。今日は寒い1日で遠くからお越しくださり、感謝の気持ちを伝えたい。日本の球団で歴史のある阪神に入って本当に誇りに思います。来年から新しい国で新しい打者と対戦することになって、緊張するより楽しみに思っています。日本に進出するからといって、自分の欲を出すことはない。韓国でやっているように1試合1試合1球1球やっていったら、いい結果につながると思います。1人のファンから聞いた話ですが、これまではサムスン呉昇桓を応援していたけど、これからは国民全員が呉昇桓を応援すると聞いて感動しました。いままでは韓国NO・1の抑えということだった。新しいところから新しい阪神のユニホームを着て始めます。最後にサムスン・ライオンズの方に感謝の気持ちを伝えたい。9年間、プロの生活をしていたら、新しいところで挑戦したい気持ちになる。自分の野球人生の最後の球はサムスンで投げたい」。