DeNA北方悠誠投手(19)が21日、横須賀市内の室内練習場で自主トレを行い、ブルペンでは捕手を座らせて20球の投球練習を行った。「17日から始めて、投げるのは3、4回目です。8割程度の力ですが、140キロは出ていたと思います」と順調な調整に手ごたえ十分だ。

 昨年12月に行われた台湾のウインターリーグでは、158キロを計測して話題を呼んだ。「国内では156キロが最高。球場の表示を見たとき、出た感じはありました」と振り返る。中畑監督が「中継ぎでまず安定したら(抑えを)任せられる球威を持っている」と将来のストッパーに期待している。

 3年目だが過去2年は1軍経験がない。今年の目標は開幕1軍、そして登板に置いている。「先発にこだわりはないです。抑えはやりたい。台湾でもやっていました」と、すでに将来を見据えた起用で力を示しつつある。