<ヤクルト9-5西武>◇8日◇神宮

 ヤクルトにとっては痛い連勝となった。

 勝ち越しを許して迎えた6回裏の攻撃中に悲劇は起こった。連続押し出しと3連続適時打で5点を奪い再逆転に成功したが、好調な打線の中核を担う畠山和洋内野手(31)が左太ももの裏を痛めて交代した。

 3点を奪ってなお1死満塁。二塁走者の畠山は、中村の右翼フェンス直撃の適時打で三塁へ向かった。「打球判断が悪くて遅れてしまい、スピードを上げたときに痛めました。三塁ベース付近です。ブチッと音がしましたから何でもないことはないと思う。ここ1、2週間は張っていたので気をつけていたんですが」と、自分の走塁ミスを悔やんだ。

 小川監督の表情も硬い。「あの感じを見ると肉離れと思う。ちょっと痛い。誰か補充しないといけないかな」と見通しを話した。病院は9日の午前中に行く予定。検査結果しだいでは登録抹消となる。