<日本ハム-ヤクルト>◇14日◇札幌ドーム

 日本ハムの新・上位打線の奮闘が実った。2-2の同点の3回無死三塁。大引啓次内野手(29)の中前適時打で勝ち越しに成功した。5月7日ソフトバンク戦以来の3番での先発起用で期待に応えた。

 なお無死一塁で、中田翔内野手(25)が左翼線を破る適時二塁打でダメ押しの4点目。「何も考えず、次の打者につなぐことだけでしたね」。打点は3試合ぶり、長打は6試合ぶりと、無我夢中でご無沙汰の一打を生んだ。

 5回には大引の右翼ポール直撃の4号ソロで突き放した。「本塁打を打てればいいなあ、とは思ってましたけど、そこは“まさか”でしたね」とラッキーな1発に笑顔だった。