<首都大学野球:武蔵大2-0日体大>◇第4週初日◇30日◇平塚球場

 今秋ドラフト候補の武蔵大・永井剛投手(4年=新潟明訓)が、今季4完封中の日体大・辻孟彦投手(4年=京都外大西)に投げ勝った。6回2失点で降板した辻に対し、永井は5安打6奪三振完封。冬場にフォームバランスを崩したが、セットアップポジションを入学時以来のワインドアップ投法に戻して徐々に復調した。前週の筑波大戦で取り戻した感覚を忘れないよう、1週間まったくボールを握らずにこの日を迎えた。前週につぶれた右親指の血豆と、割れた人さし指の爪も回復。「ここで勝って優勝を狙おうとチームで話してました」と単独首位の日体大からの貴重な白星を喜んだ。