東都大学リーグの中大が21日、八王子市内の同大グラウンドで練習納めを行った。最速152キロのドラフト候補右腕、鍵谷陽平投手(3年=北海)は、ランニングメニューとキャッチボールで1年を締めた。鍵谷は今春、右ひじ靱帯(じんたい)損傷で調整が遅れたが、秋の拓大との入れ替え戦では3連投で2勝をマーク。巨人沢村の在学中に練習法や投球フォームを教わり「自分は去年から先輩を見て勉強してきた。来春は防御率を0点台にしたい」と意気込んだ。年末年始は地元北海道の雪上を走り、足腰を鍛えてくるという。

 今春打率3割超えでベストナインに輝いた影山潤二外野手(2年=桐蔭学園)は、夏に5キロ体重が落ちた影響で打球が飛ばず、秋は打点ゼロ。チームは4年間4番に座った主砲、井上晴哉内野手(4年=崇徳)が抜けたため「打率を残して貢献しないと。体を大きくしたいので、休み中にしっかり食べます」と正月の増量宣言をしていた。