東京6大学野球(神宮)春季リーグ最終週は2日から、伝統の早慶戦が行われる。慶大は1日、横浜市内の同大グラウンドで調整。優勝はすでに早大に決められているが、江藤省三監督(70)は「ライバル早稲田に完全優勝なんて、簡単にやらせたくないね」と最後の勝ち点を譲る気はない。

 注目のルーキー対決もある。高校時代、日大三の4番として夏の甲子園を制した横尾俊建内野手(1年)は「ストップ・ザ・吉永」に名乗りを上げた。高校時代の同僚、早大・吉永はリーグ最多の4勝無敗。防御率でも1位を走っている。高校時代から紅白戦では吉永と相性が良く「(決め球の)シンカーは右打ちの自分には投げてこないし、よく知ってるので慶応の方が有利だと思う」と自信を見せた。