第26回アジア選手権(28日開幕)に出場する日本代表が26日、羽田空港発の航空機で台湾に出発した。

 大会5連覇へ向け、小島啓民監督(48)はメンバー24人中3人の大学生組に期待した。富士大・山川穂高内野手(3年=沖縄・中部商)は、前日のJR東日本との練習試合で中越え本塁打。昨年の日米大学選手権では満塁弾も放っており「台湾でもまた打ちますよ。監督やコーチが、顔の位置とかすごく細かいところまで指導してくれて、調子も上がってます」と仕上がりに自信を見せた。

 来秋ドラフトの目玉候補、九州共立大・大瀬良大地投手(3年=長崎日大)は、常時150キロ近い剛球を武器に抑えで待機。「大会で自分のできることをやって金メダルに貢献したい」と話した。最年少19歳で、今春の全日本大学選手権MVP、早大・吉永健太朗投手(1年=日大三)は、直前の練習試合で先発と抑えの両方を任された。「気持ちも技術面も両方上がってきてるので、この勢いでしっかり結果を出したい」と話し、無失点を目標に掲げた。