社会人野球を統括する日本野球連盟は24日、都内で臨時の業務執行会議を行い、所属チームから登録抹消をしないまま、ドジャースとマイナー契約を交わしたクラブチーム「エディオン愛工大OB

 BLITZ」の沼田拓巳投手(19)に対して協議した。処分内容などの詳細については、今後日本野球機構(NPB)などとの協議が必要なため、明らかにはしなかった。

 沼田は大垣日大(岐阜)出身の右腕。高校時代は控えだったが、185センチ、85キロと体格にも恵まれ、最速150キロを誇る本格派として、今夏の都市対抗予選で好投した。

 日本野球連盟はドジャースとの契約を発表した直後に「チーム代表者の了解を得ず個別に入団交渉を行い、登録抹消の手続きも行われないまま、NPB傘下の球団が獲得できない選手と契約したことは非常に遺憾です。JABAとしては、常務理事会で対応を協議することと致します」とのコメントを発表し、不快感を表明していた。