<オープン戦:中日3-4西武>◇4日◇ナゴヤドーム

 中日岩瀬が、オープン戦初登板で上々の試運転だ。本拠地開幕戦となる4日の西武戦に、本来の抑えではなく先発として登場。1イニングを完ぺきに抑えた。初球の138キロの内角球で先頭片岡のバットを折り(三ゴロ)、佐藤はスライダーで三ゴロ、栗山は140キロ外角直球で見逃し三振。新球シュートを2球試投する余裕も見せ「現時点では満足。あとはボールのキレ、体のキレを上げていければいい」と話した。

 自分の体と相談しながら、調整ペースを上げている。昨年は12月の北京五輪アジア予選までプレーした影響で、キャンプイン後も疲労が残っていた。第3クールで左肩の張りを覚えると、迷わず投球練習を回避。不安を解消してから、ブルペンでの投球を再開した。いつ休み、いつ無理をすべきか。3年連続40セーブ以上の鉄腕にはシーズンを乗り切る道筋が見えている。