<オープン戦:オリックス1-2ロッテ>◇4日◇京セラドーム大阪

 オリックスのアレックス・カブレラ内野手(36=西武)が4日、地元大阪で移籍初タイムリーを放った。4回2死一、三塁、ロッテ小野の外角球を中前へ運んだ。4番ローズが歩かされた直後。初の同一リーグ相手のオープン戦でラロッカ、ローズ、カブレラと並ぶ「BIG

 BOYS打線」の脅威を存分に見せ付けた。

 「シーズンでも右投手がタフィーとの対戦を嫌がるケースが出てくると思う。そういう時はしっかり走者を還す打撃をしたいね」

 カブレラは胸を張った。2回の第1打席でも中前へ運び初のマルチ安打も記録。これでオープン戦は通算6打数4安打、打率6割6分7厘と絶好調だ。それも右方向への打球が多い。

 「この時期はその方向を意識してフォームを固めてる。それでいい打球が飛んでるのは調子いい証拠。もちろん公式戦は本塁打できそうな球が来たら狙うよ」

 新加入の大砲は、順調に調整を進めている。【松井清員】