プロ志望届を提出した東海大相模の大田泰示内野手(3年)を巨人がドラフト1巡目で指名することが15日、確実となった。高校の先輩である原監督の人脈もあることから、大田に関しては、以前から細かい調査をしており、スカウト会議でも1巡目指名の筆頭候補としてリストアップしていた。東海大に進学の希望を聞き、一時はあきらめていたが、この日の動きを受けて、再び調査を再開することになった。高校通算65発の逸材。高い評価は変わらず、他球団も興味を示していることから、1巡目での指名が必要になる。

 原監督は「大田君がプロ志望届を提出したことは、球団から聞きました。私自身、東海大に進学すると聞いていたので、驚いています。悩んだ末の決断だと察しています。今後、球団としても検討することになると思います」と、大田を気遣いながら、獲得に乗り出す構えを見せた。巨人としては1歩も引く気はない。「タツノリ2世」と呼ばれる逸材の獲得が、今年のドラフトの大命題となる。